重要なカルチャーとして「失敗OK」を浸透させています。「過去は一切関係ない」というスタンス。見ているのは未来だけです。
重要なカルチャーとして「失敗OK」を浸透させています。「過去は一切関係ない」というスタンス。見ているのは未来だけです。

「失敗OK」のカルチャーを徹底

 最後に、これまでに取り上げていない我々の会社の文化を3つご紹介します。

 ユニークな取り組みの1つが会議。メディカル・データ・ビジョンでは会議を開く際、議長が出席者の人数、役職、予定時間から計算した“会議原価”を発表します。同時に「本会議で○○と□□について決定します」と、会議の獲得目標も宣言します。「○○について話し合います」ではダメ。必ず決定することを目標とします。終了予定時刻になったらどんなに中途半端なタイミングでも会議は止めなくてはいけないのがルール。無駄なく、確実に会議で成果を出すためにこういう工夫をしています。

 2つ目は、仕事は全部1週間単位で考えることです。会社の売上高が大きくなり、組織が大きくなり、「どうやって運営していったらいいのだろう」と悩んだ時に決めたものです。1週間単位で報告が上がってくれば、事業環境の変化を把握しやすくなりますし、課題や問題があった時にも対処しやすくなります。

 最後に重要なカルチャーとして「失敗OK」を浸透させています。人事評価は完全な加点方式。失敗しても減点することはありません。減点方式だと「何もしない人」が偉くなってしまい、大きな成長は望めないからです。実際、今の副社長は入社したばかりの時期に、億円単位でプロジェクトを失敗しました。それでも今は副社長です。「過去は一切関係ない」というスタンスで、見ているのは未来だけです。

目標や報告はすべて数字化する

 目標や報告はすべて数字化します。「だいたいこう進みました」というのはダメ。「100%中の何%が終了しました」というように数字にします。「今週は営業で何社訪問し、何社から回答をもらいます」という具合。すべて数字で管理します。

 社員が入ってきた時に必ず説明するのが「最高の目標の立て方」です。多くの人は子供の頃から「今の自分の能力で少し頑張ったら手の届く目標をつくれ」と言われていると思いますが、それは間違っていると私は考えています。

 今の自分は過去の自分がつくってきたものであり、未来の自分は今から先の自分がつくるものです。今の自分をベースに目標を考えるのでは過去の自分にずっと縛られていることになってしまいます。そうではなく、今、自分が思い描ける最高の姿を目標に立てる。それに向かって邁進する。これが目標を立てる際のコツではないかと思います。

障壁にぶつかったら「一点突破、全面展開」

 もし障壁にぶつかったらどうするか。「一点突破、全面展開」です。1つだけでなく、2つも3つも障壁が重なって起きることがあるかもしれません。でも1つでいいからまず解決させる。私の経験上、そうするとほかの障壁も一気に解決します。とにかくまず1つを乗り越えることに集中するとうまくいくはずです。

 私の話で皆さんに何かお役に立つことがあったのであれば嬉しく思います。