4月14日の発表記者会見もすごかった。興奮を抑えきれず15分前に東京・浜松町のシーバンスビルに到着したシニア記者だが、すでに会場は超満員。後ろにはテレビカメラの列。鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)会長も来ないのに、すごい集客力じゃ。

 電機メーカーの新製品発表でこれほど報道陣が集まったのは、実に久しぶりのこと。皆さん、シニア記者と同様、面白いものに飢えておるのじゃ。シャープの広報諸氏も、いつもの記者会見より皆、表情が明るい。記者も渡されたプレスキットを嬉しそうに眺めておる。おお、なんだ、この和気あいあいとした空気は。

 最初に登壇したのはコンシューマーエレクトロニクスカンパニーの長谷川祥典社長。いろいろ難しいお話をされたが、皆さん早くロボホンのことを知りたいだろうから、ここはパス。

 カンパニー社長のお話で、一番大切だったのはお値段である。本体価格19万8000円(税抜き)。プラス、ロボホンとお話しするための「ココロプラン」とモバイル通信費、ケアプラン(ロボホンの健康保険)が月々2620円。

おじさんにはちょっと恥ずかしいかも…

 残念である。

 独立して安定収入のないシニア記者に払える額ではない。誰かお金持ちの友達を探して買ってもらい、ホームステイに招くしかあるまい。

 対話機能を持つスマートフォンという意味では、すでにSiriを搭載したiPhoneがある。しかし、四角いスマホに話しかけるのは、ちょっと恥ずかしい。多少かさばるが、あえて人型ロボットにした意味は大きいだろう。

 記者会見ではロボホンの開発に携わったコミュニケーションロボット事業推進センターの景井美帆チームリーダーが「ロボホン、写真を撮って」などと話しかける姿は、微笑ましいものだった。

 しかし、おじさんの場合、どうだろう。Siriと話しているよりもっと怪しく見えるのではないか。居酒屋でロボホンと一杯やっているおじさん記者姿を想像すると、ちょっと怖い。景井さん、次は「おじさんと話していても怪しくないロボット」を開発してください。