稲盛氏の「利益は後からついてくる」を信じる

 ある種、日本的とも言える同社の理念は、京セラの稲盛和夫名誉会長の思想の影響も受けている。陳CEOは過去に、中国メディアの取材に対し、「私は稲盛さんの『利益を追うのではない。利益は後からついてくる』という言葉を強く信じている」と語っている。この言葉は稲盛氏の「経営12カ条」の中の一節に登場する。OPPOの呉強副総裁も今年6月、急成長していることに関して「我々自身はかなり冷静だ」と述べた後で、稲盛氏の「利益を追うのではない。利益は後からついてくる」に触れている。

 今後、中国のスマホ市場は成長が鈍化するのが確実だ。中国のスマホメーカーの視線も海外に向かっている。OPPOも2016年はニュージーランドやカザフスタン、サウジアラビアなどに新たに進出し、ビジネスは26カ国に広がった。

 ただ、世界での出荷台数でOPPOは4位。通信機器で早くから海外に進出していたファーウェイ(3位)の後塵を拝する。急速な成長を遂げた後にどのような一手を打ってくるのか。OPPOの「本分」が試されそうだ。