日本の農作物の海外輸出に可能性を感じて起業。まずはシンガポールでおにぎり店を始めた。ポイント事業で飲食店のネットワークを作り、生産者とつないで食材輸出を本格化している。

シンガポールのオフィス街、タンジョンパガール。複合施設のタンジョンパガールセンターに持ち帰り専門のおにぎり、弁当店がある。その名は「SAMURICE(サムライス)」。平日、昼12時を過ぎると周囲のビジネスパーソンを中心にお客さんが次々と集まる。常連客が多い人気店だ。
店頭には明太子やサケ、おかか、ツナとマヨネーズ、梅干しなどオーソドックスなおにぎりに加え、照り焼きサーモンなどやや変わり種のおにぎりなど10種類以上が並ぶ。値段は1個3シンガポールドル(約250円)。
弁当は唐揚げ、焼きサバなどこちらも典型的な日本の弁当で値段は1個10シンガポールドル(約830円)程度。おにぎり、弁当とも決して安くはないが、日本食ブームも追い風となって売れ行きは上々だ。
このサムライスを運営しているのがアグリホールディングス(HD)だ。2014年7月、シンガポールに1号店をオープンして現在は5店舗に増やした。16年にはニューヨークにも進出、現在2店を運営する。
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