大学教授らが学会や学術雑誌で研究成果を発表することで、企業からも信頼を獲得。特に、サプリメント大国である米国では「提供する企業の規模にかかわらず、安全性や有効性がある素材を積極的に導入しようという意識が強い」(橋本社長)。現在では売上高の8割を海外が占め、欧州への進出も狙う。

海外を中心に需要は拡大している
●セラクルミンの年間出荷量
海外を中心に需要は拡大している<br />●セラクルミンの年間出荷量

 次に狙うのは、素材の供給にとどまらない新たなビジネスモデルの確立だ。米国では合弁会社を通じてセラクルミンを配合した飲料などを展開しているが、今年7月からは国内でも独自のサプリメント「肝臓の健康にセラクルミン」(60粒で税込み9980円)の市販を始めた。この商品は、国内で初めて肝臓への効果に関して消費者庁から機能性表示食品の承認を受けている。

 現在、セラクルミンを改良して吸収率を現行より2~3倍高めた新製品を開発中。「社会的課題の解決を通じてビジネスを拡大したい」と意気込む橋本社長は、これからも健康分野での「素材革命」を目指す。

(日経ビジネス2016年9月19日号より転載)

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。