前出のユニボは、日本のベンチャー企業、ユニロボットが、排尿センサーは同じくトリプル・ダブリュー・ジャパンが、そして浴室などのセンサーは光波とZ-Worksがそれぞれ開発したもの。新技術を持つベンチャーのネットワークに飛び込むことで接点を幅広く作りだそうとしている。

 デジタル技術を革新の原動力とするのは介護事業だけではない。本業の損保事業を含めあらゆる分野が対象だ。

 昨年6月にはシリコンバレーのインキュベーター、プラグ・アンド・プレイと提携。保険や関連サービスなどでもベンチャーとの連携を本格化させ始めた。これを機に今年4月には米ベンチャー、トロブへの出資も決めている。

 同社は個人が旅行時の荷物などを1個から日次で保険契約できるようにする保険会社向けソフトなどを開発している。これまではそうした細かい単位で保険に加入しようとしても、保険料算出などのコストがかかりすぎて難しかったが、それを可能にするシステムを開発したことで注目されたという。

 トロブへの出資は今後さらに大きな意味を持ちそうだ。主力の自動車保険には自動運転という大変革が待ち構えている。自動運転の時代に入ると、シェアリングサービスを使って呼び出した自動車に乗るといったことが一般的になる。すると「自動車に乗った時だけ保険をかけるといった状況があり得る」(廣岡知・デジタル戦略部課長代理)など、保険市場が大きく変化する可能性がある。きめ細かい保険契約を可能にするトロブの技術は、その変化への備えになる。

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