さらにステンシルと呼ぶ図柄の型紙を数多く販売していることも人気の秘密という。ハロウィーンパーティーの際のカボチャの図柄など、型紙の上からミラクルペイントを塗れば、失敗なくきれいに絵柄を顔に描くことができる。

 「以前、夏休み期間に東京・お台場のテレビ局のイベントに出展し、そこで人気漫画『ワンピース』に登場するキャラクターにちなんだミラクルペイントをステンシル付きで販売したところ飛ぶように売れた」(中村友哉社長)。その経験からステンシルに注力するようになった。今では季節やイベントに合わせて100種類以上の図柄をそろえる。ハロウィーンパーティーやクリスマスなどイベントごとや気分で買い替えるため、常にミラクルペイントとの合わせ買いを見込めるという。

ウルトラマンイベントとの出合い

 POOLはもともと、スマートフォン向けにアプリ製作やウェブサイトを使ったマーケティング支援を行っており、中村社長はその事業を通して、ミラクルペイントを知った。当時はハガレックスという製品名だったが、その製造会社のマーケティング支援を行う中で、中村社長は製品にほれ込んでしまった。数年、事業支援をした後、13年にハガレックスの製造権や販売権を中村社長が買い取る形で、品名をミラクルペイントに改めて出発した。

 様々なイベントに出展してアピールしていたが、知名度もない会社が販売数を伸ばすことに難しさを感じていた。

 そんな中、意外なところから声がかかった。ウルトラマンのイベント主催者からだった。ミラクルペイントを販売するのではなく、イベントの来場者に対して、ウルトラマンにちなんだフェイスペイントをしてもらえないかという依頼だった。お台場でのワンピースのキャラクターにちなんだフェイスペイントを、担当者がたまたま見かけたことがきっかけだった。

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 これが大きな転機になった。同じ主催者の別キャラクターのイベントや、そのイベントを見に来ていた競合他社からイベントへの参加依頼が殺到したのだ。中村社長は「イベントを通じた知名度向上は大きかった」と説明する。

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