世界市場への期待高まる

 その先には全国展開も見据える。現在は首都圏のみでカーペットを集めている。遠方から回収しようとすればそれだけ運搬費がかさむ。事業を全国に広げるには主な都市圏ごとに工場を建てなければならない。

千葉県八千代市の再生工場には首都圏全域から廃棄カーペットが集められる
千葉県八千代市の再生工場には首都圏全域から廃棄カーペットが集められる

 リファインバースが手掛ける廃棄タイルカーペットの再生処理量は年間に400万平方メートル分に達する。だが、国内全体ではその7倍以上の約3000万平方メートル分が廃棄されているとみられ、潜在需要は大きい。

 さらに世界に目を向けると、年間廃棄量は2億5000万平方メートルに上るという。「海外で使われるタイルカーペットの構造や寸法は国内とほぼ同じ。既存技術で通用する」と越智社長は語る。

 海外進出は数年先になりそうだが、2017年にはタイルカーペット以外にリサイクル対象を広げる予定だ。「もったいない」精神を地でいくベンチャー企業の進撃は続く。

(日経ビジネス2017年1月16日号より転載)

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