ペッパーが免税手続きを支援

作業時間を8分から2分に短縮
●サトーホールディングスの免税手続き支援システム
作業時間を8分から2分に短縮<br />●サトーホールディングスの免税手続き支援システム
東京・表参道の皮製品店「dan genten 表参道ヒルズ店」ではシステム導入で免税手続きの作業時間が1人当たり8分から2分に短縮できた。団体客の対応に効果を発揮している。さらに同店では「ペッパー」を期間限定で試験導入した(写真=新関 雅士)
(写真=新関 雅士)
(写真=新関 雅士)

 作業効率をさらに高めるため、ソフトバンクのロボット「ペッパー」の活用も準備中だ。ペッパーが外国人客に話しかけることで、免税の特典が受けられる金額以上を購入しているか確認したり、外国人客自らパスポートの自動読み取り装置を操作して書類の一部を作成するように促す取り組みだ。

 訪日外国人の集客で「勝ち組」と称されるドンキホーテホールディングス。インバウンド客が多い店舗には外国語ができるスタッフを置いているが、全店で十分な外国語対応は難しい。そこで2014年10月から自社のコールセンターに語学が堪能なスタッフを配置。iPadに標準搭載されているビデオ通話アプリを使って、商品の使い方などを説明している。英語、中国語、韓国語、タイ語の4カ国語をカバーし、タイ語を除く3カ国語は24時間体制で応じる。

 コストは増えるが、「言葉の壁を越えて買い物できるという『ブランド』を確立する」(同社)ための必要経費と割り切っている。

 世界に誇る日本の「おもてなし」の弱点は言葉の壁だ。その壁はITで乗り越えられる。

(日経ビジネス2016年8月1日号より転載)