重要なのは車載品質に仕上げていくこと

VCを実用化する上での課題は。

メーダー:演算能力に関しては心配していない。開発品の仕様として、4万~50万DMIPSを想定している。この数字はノートパソコンと同等で、既に民生分野で実現済みだ。

 重要なのは、壊れにくさやシステムの冗長性、セキュリティーなど、車載品質に仕上げていくこと。動作温度は+85度への対応が必要。自動車用機能安全規格であるISO26262については、要件レベルの最も厳しい「ASIL-D」に準拠させる。VCに障害が起こった際には、末端の車載ECUが車両制御の役割を担えるようにする「フォールバック」の仕組みを設けておく。

 セキュリティーに関してVCは、当然ゲートウエイの役割も担っている。暗号鍵をハードウエア機構に格納するハードウエア・セキュリティー・モジュール(HSM)を載せる。