IPA2は、カーナビと組み合わせて使う仕様になっており、オプション価格で50万円以上と高かった。カメラで白線を認識し、複数の駐車場所の中から選ぶ機能を備えていたからだ。カメラの映像を表示したカーナビの画面上で、駐車位置を指定する操作が必要だった。

 一方、カメラがないS-IPAでは駐車位置を選ぶ機能がない代わりに、カーナビを省ける。液晶メーターの画面に表示するイラストや案内を見ながらスイッチを押すことで、車庫入れ駐車と縦列駐車などを選択できるようにした。

 ただS-IPAでは白線を認識しないため、駐車する位置の前後や左右に他車両が停車しているときでなければ基本的に使えない。トヨタの開発担当者は、「駐車するときにユーザーが難しいと感じるのは、並列または縦列した車両の間に停めるとき。車両がない場合は駐車しやすく、支援機能の効果は低い」と理由を説明した。

 12個のソナーは、車両前方に4個、側方の左右に2個ずつ、後方に4個搭載する。出力が違う検知距離の異なる3種類のソナーを使い分ける。前方と後方の8個のうち4個は検知距離を長く、広角なもので、残る4個は距離が短く広角なもの。また側方の4個は検知距離が長く狭角なものを使う。S-IPAはIPA2と同様に、障害物にぶつかりそうになると自動でブレーキをかける機能を備える。