2017年の春にタイ・バンコクで開催された「THAIFEX 2017」

 「コーポレートセールスの仕事は一言で語れないほどやりがいがある」と話す藤本氏はこれまでにも海外のABCクッキングスタジオの新境地を開拓してきた。香港のABCクッキングスタジオでは、開催されたフードエキスポ(食の展示会)のステージ構成から商談ブースやインバウンドブースの設営に至るまで、日本食ブースのコンテンツプロデュースも手掛けている。

 「これまでのイベントでは単発で終わってしまうので次につながらないんですね。せっかくの食材の食べ方や使い方もまったく来場者に伝わっていなかった。そこでうちにやらせてもらいました」

 展示会前にはリサーチを実施し、菓子であればそのパッケージや価格、どういうシーンで食べたいかといった消費者の本音を探って、その内容をブースに反映させた。結果は上々。「次に打つ手が見えてきた」という評価を得た。

「タイ料理を習う」インバウンド需要も狙います

 「まだ体力不足ですが、ノウハウは少しずつたまってきた。いずれはタイ国際食品見本市でもプロデュースを手掛けてみたいですね」

 本業の料理教室に話を戻せば、他国には見られない料理コースもスタートしている。タイ料理のコースだ。

 「他の進出先では自国料理のコースは設けていませんが、タイは外国人観光客が多いですからね。料理を習ってみたいというインバウンド需要が見込めるんです。そのほかにもいろいろ考えていますよ。将来的にはタイの食材を日本のABCクッキングスタジオに輸出する可能性も探っています。ウチはお客さんのリアルな声をどこよりも一番持っていますから」

 敏腕セールスマネージャー・藤本氏の本領発揮はこれからが本番だ。

ABCクッキングスタジオのスタッフが勢揃い。抜群のチームワークでスタジオのさまざまな可能性を開拓している。