タイにしっかり根を張った

 タイでは、400店以上の店を展開するワトソンズと200店近い店舗網を持つブーツの二大勢力が市場を専有しているが、最近、オカムラは初めてブーツからの受注に成功した。

タイで約200店の店舗網を持つドラッグストアチェーン、ブーツ。最近、オカムラは棚板の契約に成功。ここから実績を増やしていく計画だ。
タイで約200店の店舗網を持つドラッグストアチェーン、ブーツ。最近、オカムラは棚板の契約に成功。ここから実績を増やしていく計画だ。

 「といっても棚板だけですが、これを契機に風穴を開けて実績を積んでいきたいですね。タイではコンビニなど小型店が増えているので、こちらも注力したい。最大手のセブン-イレブンはCPグループ傘下の企業が完全独占しているので、ここに入るのは難しいでしょうが、他の企業も小型店を積極的に出店しています。重い棚が得意の弊社も軽量棚はこれから強化をしていかないと」(松本氏)

 トップスでセントラルグループとの取り引きが始まったのを機に、傘下にあるオフィスメイト(オフィス文具の専門店チェーン)やB2S(書籍や文具のセレクトショップ)からの受注も少しずつ増えている。

 最近は「売り場で什器を見た」という客から直接注文が入ることも珍しくない。オカムラが日系の会社だと知らないところも多いそうだ。「日本の企業」だからではなく、タイの大手小売業と取引実績がある会社だから安心して什器を任せられる。そう考える顧客の多さは、オカムラがどっしりとタイに根を下ろした証である。

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