インドネシア発の「SNS疲れ」が他国に波及?

 インドネシアでは実は少し前から若者の間で「SNS疲れ」と言われる現象が広がっています。

 FacebookやInstagramでは、ネット上だけでつながる友人が数百人、数千人いる若者も珍しくありません。ただしリアルでの交流はなく、常に行動が監視されているような気分になったり、頻繁に流れるフィードに反応しなければならない義務感に気疲れしたりする若者が増えています。

 代わりに人気を集めているのが、150人限定でつながることができるクローズドSNSの「Path(パス)」です。フォローし合っているユーザーを150人よりもっと減らしたい場合は、「インナーサークル」という特定の友人・家族だけを集めたグループ内のみでの共有に切り替えることも可能。Pathは友人とのつながりを重視したSNSで、広告がなく、「いいね」以外の多彩な感情を細かく表現できる機能も支持され、ユーザー数を増やす一因になっています。

 SNS疲れはいずれ、ほかのアジアの国でも起こる可能性が高いと思われます。SNS疲れ対策として、インドネシア以外のアジア地域に対し、Pathのようなサービスの展開を検討したり、実際に提供したりすることも、商機につながるかもしれません。

インドネシアで人気が高まっているクローズドSNS「Path」