子育てを通じて奥さんへの意識は変わりましたか?

大胡田:妻を見直しました。これまでもお互い目が悪い同士で、ある程度はやってくれていました。それが、子育てし、食事を作ってくれている。よくやってくれています。

長期的には大きな贈り物ができている

伺いにくいのですが、ご夫妻にハンディがあることは子育てにどんな影響があると思われますか。

大胡田:短期的に見れば、子ども達には負担になっていることはあるかと思います。見たことをパッと教えてあげることはできません。そして、公園でキャッチボールをすることもありません。もしかしたら、さみしい思いをさせてしまっているかもしれません。
 でも、長期的には大きな贈り物ができているのではと思います。いろんな人がいて、それぞれに人生を楽しんでいる、これを知ることを与えているのです。障がいがある人、外国人、立場が異なる人が世の中にはいるのです。

最近、子どもを巡る不幸な事件を目にする機会が増えてきました。同じように、子育てをする人に何かメッセージをいただけますか。

大胡田:「子育ては楽しいものなんだ」と思うと、楽しむことができるようになります。なんでも、ポジティブに考えるか、ネガティブに捉えるのかによって変わっていくのです。
 「子育てって楽しいな~」と思っていると、なんだか楽しくなってくるんです。「辛い、逃げ出したい」と思っている方には、まず自分の中の意識を変えていってほしいのです。

 また、夫婦だけで子どもを育てようとすると大変です。積極的に周りの手を借りてもらいたい。そうすれば自分たちが物理的に楽になるだけでなく、いろいろな人に接した子どもたちにもいい影響が起きてきますから。

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