社会的な偏見をなくす
試合会場にも積極的に顔を出していますね。
メイ:「企業の顔」はファンにも見えないと駄目だと思います。社長がどんな人で、どんなことを考えているかが分かれば、安心感が生まれる。「こういう人が社長なら大丈夫かな」と思ってほしいのです。
ファンも心配なわけですよ。外国人の社長だから米国風のプロレスになるんじゃないかとか。だから一生懸命に顔を売っています。可能な限り会場に行って、試合前に直接ファンと話す。お客様の声を聞くことは経営の参考になるし、励みにもなります。

最近はうれしいことにすぐに行列ができて、何百人と写真を撮っています。これだけではもったいないと思い、「サポーター認定証」を手渡すことにしました。もう8000枚以上配りましたよ。
僕が最終的に取り組みたいのは、プロレスへの社会的な偏見を減らすことです。「プロレスは血がたくさん出て野蛮だ」と言われることがありますが、そんなことはない。女性や子供が見ても安心できる内容だと分かってもらう。これも僕の重要な仕事の1つです。
プロレスを見て、「すごい試合で元気をもらった」と、いい思い出をつくってもらいたい。見てくれれば必ずフォーリンラブするはず。ぜひ一度見に来てください!
(この記事は「日経トップリーダー」10月号の記事を再編集したものです)
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