サービスの主な提供対象をチェーン店に絞ることは、新規事業の利益率を短期間で高める上でも都合がいい。ある店の出退店で一度信頼が得られれば、同じチェーンが別の地域で出退店する際、再び仕事を発注してくれる確率が高まるからだ。
業績は安定
一方、従来のDPE店チェーンは、「写真屋さん45」から「45プリントプロ」に店名を変更。社内にある印刷やデザイン技術を生かし、地域の商店や企業のチラシ、看板、内外装などを担うサービスを充実させ、生き残りを図っている。
業績も安定してきている。最終損益は09年に黒字転換して以降、コンスタントに利益を計上。「店舗の内外装サービスの利益率は国内で高いほうに入るはず」と大塚は言う。18年12月期の売上高は約40億円を見込む。
2018年5月には、顧客目線を忘れないという意味を込め、社名を四五コーポレーションから45アイズに変更。本社も新しい建物に移転し、社員の士気を高めている。(文中敬称略)
(この記事は「日経トップリーダー」6月号に掲載した記事を再構成したものです)
「日経トップリーダー」の動画サイト「日経トップリーダーTV」では、特集記事に登場した社長を再訪し、その経営を深く掘り下げたり、堀場製作所創業者の堀場雅夫氏や樹研工業創業者の松浦元男氏ら、往年の名経営者の講演をアップしたり。時には編集部員が出演しながら、面白くて役立つコンテンツを提供しています。
本記事で取材した大塚社長には、事業承継の経緯も含め、さらに詳細な話を聞いています。経営者のインタビューはそれぞれ30分程度です。
また、名経営者の講演は「この話はぜひとも聞いてほしい」という部分を、10~15分間、抽出しています。経営のヒントになるだけでなく、経営者のモチベーションアップにも最適です。
今後、経営者インタビューはじめ、さまざまなコンテンツをアップしていきます。スマートフォンにも対応しています。移動中など、時間の有効活用のツールとしてもお勧めです。
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