Q:職場の管理者からどんな言葉をかけられた(聞いた)とき、モチベーションが高まりましたか?
A:- 頑張った仕事に対し「おっ、いいね!」「頑張っているね」とすぐ声をかけてくれた(49歳、ホームセンター)
- 「あなたの仕事が一番だよ」と言われたとき(50歳、衣料小売り)
- 真面目で仕事が早いですね(53歳、スーパー)
- 接客がとてもよいですね(36歳、コンビニエンスストア)
- お客様を待たせず、スムーズに仕事ができているよ(45歳、飲食店)
- あなたの意見をとても参考にしているよ(49歳、学校職員)
- これは、君にしか頼めないんです(39歳、福祉関連)
- あなたが休むと大変なんですよ(48歳、医療関連)
- 頑張れば、来年は賃金を上げるから(39歳、百貨店)
- いつもご苦労様、これからも長く勤めてほしい(64歳、現場作業)
- いつも丁寧に仕事をしていただきありがとうございます(43歳、メディア関連)
- 失敗したとき「誰でも失敗はある。やればできる」と励ましてくれた(47歳、衣料小売り)
- 正社員になりませんか?(49歳、福祉関連)
成長をまめに評価する仕組み
人手不足を乗り越えるために、パートとうまく接し、実力を引き出すにはどうすべきか。そのノウハウを具体的に探っていこう。
パートのモチベーションを高める基本は、成長を認めること。その上で、実際に評価していることを昇給などにより目に見える形で示すことが重要となる。
それを実現する人事評価制度を広めているのが、コンサルティング会社、ENTOENTO(東京都昭島市)の松本順市代表だ。
松本代表は学生時代にアルバイトしていた鮮魚店に入社し、当時の社長の参謀として、やる気がなかった社員たちのモチベーションを高める改革に貢献。その経験を生かして独立し、やる気を引き出す人事制度づくりに取り組む。
「松本式」人事評価のポイントは、成果ではなく、成長を褒めて評価すること。このため、正社員と同等に働きたいパートに加え、成果は意識せずマイペースで働きたい人のやる気向上にも有効だ。
松本式の人事評価を取り入れ、パートのモチベーションを高めている会社の一つが、群馬県高崎市にある群協製作所だ。1963年創業で、正社員28人、パート16人が働く。レーザー光で材料を切るレーザー加工機に取り付けるノズルが売り上げの7割を占める。

Powered by リゾーム?