ことしのCES2018のプレスデー2日目は韓国サムスンやLGなどが出展するメイン会場の「セントラルホール」が停電で真っ暗に

 この記事を書いているのは1月26日だが、昨日(25日)の朝は東京で48年ぶりにマイナス4度まで冷え込んだことが話題になった。この寒さは、筆者がまだ小学生だったころ、東京が今より寒かったことを思い出させてくれた。もう建て替えてしまったが、筆者の昔の実家はいわゆる木と紙でできた純日本家屋で、夜には室内も外と同じくらい気温が下がり、畳は氷のように冷たくなった。こういう育ちだからか、寒い冬は気持ちが引き締まる感じがして嫌いではない。

 すでに旧聞に属するが、前回に引き続き「CES2018」の話題にお付き合いいただきたい。例年より寒い東京に比べて、ことし1月初旬のラスベガスは、昨年の同時期と比べても暖かかった。日本から持っていったコートは、とうとう現地では一度も出番がなかったし、ジャケットもなしでいいんじゃないかと思う陽気の日もあった。すでにニュースなどでも報じられているからご存知の読者もいるだろうが、プレスデー前日からプレスデー1日目にかけて(1月8~9日)は砂漠の都市であるラスベガスには珍しく大雨が降り、その影響でプレスデーの2日目には会場となったラスベガス・コンベンション・センターで大規模な停電が起きた。季節外れの暖かさも、この大雨で湿気が多かったせいだと思う。

ホンダはコミュニケーションロボット

 前回のこのコラムでは、トヨタ自動車のモビリティ・サービス向け専用EV「e-Pallete Concept」について紹介したが、このほかの完成車メーカーや大手部品メーカーでも「クルマ」そのものの技術の展示だけでなく、クルマを利用したサービスや、車輪のついたロボットといった「クルマ本体以外」の展示も目立った。これはある意味当たり前で、CESのあとで開幕するデトロイトモーターショーでは近く発売予定の新型車を展示するから、これと差別化する必要がある。

 昨年は人とクルマの新しいコミュニケーションのあり方を考えるコンセプトカー「NeuV」を展示の目玉に据えたホンダだが、ことしの展示の中心はロボットのコンセプトモデルだった。展示したコンセプトモデルには「3E-A18」「同B18」「同C18」「同D18」の4機種がある(それぞれのロボットの機能をわかりやすく解説した動画はこちら)。中でも会場で注目を集めていたのが、人間とのコミュニケーションや人間の行動をサポートすることを狙いとして開発された「A18」だ。

ホンダがCES2018に出展したロボット。左から「3E-A18」「同D18」「同C18」。「同B18」は実物はないが上の表示の左から2番めがそれだ(写真:ホンダ)