組織のトップに立ったときにはまず現状把握を

 小池都知事が就任後から私たちに示しているパフォーマンスから、女性リーダーが学ぶべき点を最後にまとめます。

 一番見習うべきポイントは現状把握きちんと行うことです。The First 90 Daysを意識しながら、紹介したステークホルダー関係図を用いて現状把握をするように心掛けるといいでしょう。

 この際、自分に求められているのは何かということをしっかり認識したうえで、そのポジションに見合った現状把握をすることが重要です。その際には、本連載「“戦略的に”社内外に人脈を作る」で紹介した、ネットワークの棚卸し方法が役に立ちます。

 高齢者の特別養護老人ホーム待機問題、児童の保育所待機問題、貧富の格差など、東京は日本の抱える問題の縮図ともいえ、東京都の掲げるビジョンは日本のビジョンにもなりえます。

 緊急対策だけではなく、未来の東京を作っていくために、小池都知事が今後、どういう政策を出し、どう実現していくか。特に、都庁や議会の動かし方など、実現に向けた具体的な施策に注目しています。変革時の女性リーダーの動き方はもちろんのこと、日本がどうあるべきか、未来へのヒントを得ることができるでしょう。

 最初の90日だけでない、小池知事のこれからのリーダーシップに期待し、応援したいと思います。