(6)『リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新 (日経ビジネス人文庫)』
(原題・Reengineering the Corporation: A Manifesto for Business Revolution)
(中国語題・企業再造)
マイケル・ハマー 、ジェイムズ チャンピー著
 企業改革史のマイルストーン。出版初年に170万部突破。

(7)『最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か(徳間書店)』
(原題・The Fifth Discipline: The art and practice of the learning organization)
(中国語題・第5項修煉)
ピーター・M.センゲ著
 組織管理の決定版の誉れ高い名著。

(8)『フラット化する世界 普及版・上・中・下(日本経済新聞社)』
(原題・The World Is Flat: A Brief History of the Twenty-first Century)
(中国語題・世界是平的:21世紀簡史)
トーマス・フリードマン著
 21世紀初頭におけるグローバル化の過程を分析した書。

(9)『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則(日経BP社)』
(原題・Built to Last: Successful Habits of Visionary Companies)
(中国語題・基業長青)
ジム・コリンズ、ジェリー・I.ポラス著
 「フォーブス」のビジネス書ロングセラー20冊の1冊、と売れたことのみ記載。邦訳出版の日経BP社は、「カリスマ的指導者の存在等々、これまでの経営神話を次々と看破し、時代を超え、際立った存在であり続ける企業『ビジョナリー・カンパニー』の源泉を解き明かした」と説明する。

リストアップされた「存在しない本」

 いかがだろうか。ジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」シリーズが3冊入っていたり、インダストリー4.0、ビックデータ、フラット化など、その時々のトレンドをまめに拾い、組織管理の造詣を深めるのも怠らなかったり等、ビジネスパーソン必読のビジネス書をオーソドックスに読んでいるというところだろうか。ただ、グローバル化のもたらす軋みが世界中で噴出している今、大量生産、大量消費を前提にビジネスモデルを構築してきた代表とも言える鴻海トップのゴウ氏は、これらの書物が示した世界の、さらにその先をどのように見通しているのかについては、この愛読リストからは分からない。是非、アップデートしたリストを聞いてみたいものである。

 さて、既にお気付きのことと思うが、愛読書10冊としたのに9冊しか挙げていないのにはワケがある。

 今回紹介した本は、社内報に掲載されていた中国語題と、中国語に翻訳された欧米人の著者名、さらに、各書の表紙の画像からアルファベットの原題が確認できるものについてはそれをもとに、まず原題を調べ、さらに邦訳の有無を調べるという手順を踏んだ。この手順で9冊については確認できたのだが、どうしても原書の存在が確認できないものが1冊出た。