半年会議をしたのに立ち消えに

○柳本課長:「プロモーション動画を作ろうという話が出たのは今年の3月でした。それから関係者が集まって会議をやってきたのですが……」

●小鹿コンサルタント:「半年以上も会議をしてきたのですか」

○柳本課長:「ですが、まあ、いつもの感じで……」

●小鹿コンサルタント:「いつもの感じって何ですか」

○柳本課長:「小鹿さん、わかるじゃないですか」

●小鹿コンサルタント:「わかりません」

○柳本課長:「ですから……。半年経ってみたら、いつのまにか立ち消えになっていたということです」

●小鹿コンサルタント:「ははあ、動画の件はどうなっている、と社長が言い出して会議を開くことになり、そこに社長も出た、というわけですね」

○柳本課長:「その通りです。白黒をはっきりさせたがるじゃないですか、うちの社長って」

●小鹿コンサルタント:「当然です。曖昧にしておいて気にならない性分だったら社長失格です」

○柳本課長:「責任者の営業部長はボコボコにされていました」

●小鹿コンサルタント:「ボコボコに? うやむやにしていただけではなかったということですか」

○柳本課長:「わかりましたか」

●小鹿コンサルタント:「他の原因がなければボコボコにするところまでいかないでしょう」

○柳本課長:「実は……会議を始めてしばらくして営業部長が『そもそもなぜプロモーション動画を作ろうという話になったのだっけ』と言ったのです」

●小鹿コンサルタント:「それはまずかったですね」

○柳本課長:「はい。部長の一言を聞いたとたん、社長の顔が赤くなりました」

「そもそもこれって、どうしてやるの」は禁句

●小鹿コンサルタント:「一度社内でオーソライズされていることなのに、『そもそもこれって、どうしてやるのでしたっけ』と言い出す。そういう発言を聞くと頭に来ると社長はよく仰っています」

○柳本課長:「しかも営業部長が言い始めたのですから」

●小鹿コンサルタント:「それからどうなったのですか」

○柳本課長:「出席者が『なぜプロモーション動画が必要なのか』について議論を始めたのです。そんな話は今年の3月に終わっていたはずなのに」