
会議のやり方を変えるだけで組織の雰囲気が大きく変わることがあります。
会議の細かいやり方を修正するのではありません。毎回の会議で意識すべきことを少し変えるだけで会議が激変します。
柳本課長と小鹿コンサルタントとの会話を読んでください。
○柳本課長:「小鹿さん、また社長が怒っています」
●小鹿コンサルタント:「今度はどうしたのですか」
○柳本課長:「会議中に怒鳴り散らすのですから、まいりました。今日はよほど虫の居所が悪かったのでしょう」
●小鹿コンサルタント:「そうかもしれませんが、理由もなく怒鳴り散らす人ではないでしょう。何の会議だったのですか」
○柳本課長:「当社のサービスをビデオで紹介する企画の検討会議です」
●小鹿コンサルタント:「へえ。初めて知りました」
○柳本課長:「2分や3分程度のプロモーション動画を作ろうという話になりまして」
●小鹿コンサルタント:「動画はいいですよね。うまく作ると、これまで興味を持たなかったお客様を振り向かせることもできるでしょう」
○柳本課長:「そうですか、やはり」
●小鹿コンサルタント:「私のクライアントで動画を使った販促をしているところは何社もあります。御社の場合でしたら、予材コンバージョン率を上げるのに役立つでしょう」
○柳本課長:「社長がしきりに言っている予材管理に関係するのですか」
●小鹿コンサルタント:「予材管理は予め営業の材料を目標額の2倍程度仕込んでおくものです。ただし、目標の2倍の予材があったのに目標を達成できないことがあります。それぞれの予材が実際の商談になり、受注する確率が低かったわけです。つまりコンバージョン率が低い」
○柳本課長:「動画なんかで率がよくなるのですか」
●小鹿コンサルタント:「トークがうまくない営業にとって、分かりやすい動画は手助けになります。事前に見ておいてもらえれば商談を進めやすくなります。ただし業界を選びますが。それで社長はなぜ怒ったのですか」
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