『ドヤ顔』という言葉があります。コンサルタントとして企業の現場に入ると、たいしたことをしてもいないのに『ドヤ顔』をする人がいます。

 その人がそれまでやれなかったことをやれたとき、他の人ができないことをやったと誰かにアピールしたいとき、おもわずそのような表情になってしまうのでしょう。

 獅子山課長と鷲沢社長の会話をお読みください。

●獅子山課長:「社長、経営会議の資料を持って参りました」

○鷲沢社長:「ありがとう。見ておくよ」

●獅子山課長:「……」

○鷲沢社長:「どうした」

●獅子山課長:「いえ、別に」

○鷲沢社長:「他に用事がなければ仕事に戻りたまえ。忙しいだろう」

●獅子山課長:「忙しいかもしれませんが、忙しいとは言わない性格なんです」

○鷲沢社長:「……」

●獅子山課長:「……」

○鷲沢社長:「なんだ」

●獅子山課長:「いえ、別に」

○鷲沢社長:「本当は忙しいのに『忙しい、忙しい』と言わないのはいいことだ」

●獅子山課長:「ありがとうございます」

○鷲沢社長:「……」

●獅子山課長:「……」

○鷲沢社長:「……なんだっ!」