●金光リーダー:「部下の言うことをよく聞くこと」

○鷲沢社長:「そんなことは書かれていない」

●金光リーダー:「え」

○鷲沢社長:「デタラメ言うな」

「読んだにもかかわらず何も覚えていない」

●金光リーダー:「ちょ、ちょっと待ってください。思い出しました。良いリーダーは生産性が高い仕事をする。成果を出して背中を見せる――」

○鷲沢社長:「本当に読んだのか」

●金光リーダー:「読みましたよ!」

○鷲沢社長:「余計に駄目だ。読んだにもかかわらず、何も覚えていない」

●金光リーダー:「そ、それは……」

○鷲沢社長:「ためになる営業の本はいくらでもある。教えてもいい。だが、それ以前に、本を読む習慣を身につけたまえ」

●金光リーダー:「習慣」

○鷲沢社長:「習慣にしないと読むレベルが上がらない。本を読んで『参考になりました』とか『面白かった』とか、表面的で低レベルの感想しか言えない奴はそもそも本を読む習慣ができてない」

●金光リーダー:「か、返す言葉がありません」

○鷲沢社長:「いい本だと思ったら、その本に何が書いてあったかぐらい、どこかに控えておけ。短くていいから、要約を書き、心に残ったキーワードだけでも残しておく」

●金光リーダー:「は、はい」

○鷲沢社長:「それを繰り返すとレベルが上がってくる。本で読んだことと、自分の過去の体験とを照らし合わせ、本のどの部分を活かせばいいか、わかってくる」

●金光リーダー:「レベルとはそういうことですか」

○鷲沢社長:「そのレベルになれば、読書習慣が身についたと言える。そこまでいかないと読書をしても身にならない」

●金光リーダー:「……」

「大量読書をしてこそ目利き力が上がる」

○鷲沢社長:「どの本を読めばいいのか、と質問してくる奴は往々にして、大量に本を読んだ過去がない。どの本を読めばいいのか、自分で考えることさえしない」

●金光リーダー:「今日はいつも以上にグサグサきます」

○鷲沢社長:「他人から教えられた本だけ読むようでは自分の力にならない」

●金光リーダー:「そうですよね……。なんでも、そうですよね」

○鷲沢社長:「大量読書をしてこそ、本に対する目利き力がアップする」

●金光リーダー:「た、大量読書ですか。社長の持論である営業の大量行動と同じような」

○鷲沢社長:「営業活動も同じだ」

●金光リーダー:「え」