●小鹿コンサルタント:「『気付き』は浅く理解した感じ。『学び』だと深く理解した感じ、ですか」

○鷲沢社長:「そういうニュアンスだ。君は明確に使い分けているのか」

●小鹿コンサルタント:「ええ。ある中小企業の社長に教えてもらいました。それ以降、その定義で使い分けています」

○鷲沢社長:「どんな定義だ。興味がある」

●小鹿コンサルタント:「『気付き』はまさに読んで字のごとく。その場だけの気付きであり、自分のものにはまだできていない状態です」

○鷲沢社長:「ふむ」

●小鹿コンサルタント:「『学び』とは試行錯誤を繰り返し、何かを自分のものにしたことを指します」

○鷲沢社長:「ちょっとわかりづらいが」

●小鹿コンサルタント:「以前、建設会社にいたとき、ある部長の下で働いた3年間で多くの『学び』がありました。その3年間で多くの『気付き』がありました、とは言わないですね」

○鷲沢社長:「そうだな。私も『あの支社長の下で多くを学んだ』と言うからな。『あの支社長の下で多くのことに気付いた』とはあまり言わない」

●小鹿コンサルタント:「つまり『気付き』というのは他人からもたらされるものですが、『学び』というのは自分で手に入れないといけないものです」

気付きは点、学びは線

○鷲沢社長:「その言い方のほうがわかりやすい」

●小鹿コンサルタント:「言い換えると『気付き』は点、『学び』は線です」

○鷲沢社長:「なるほど。色々気付いた点をつなげていくと学べるというわけだ」

●小鹿コンサルタント:「ご質問に戻りますと、私の2時間の講演を聞いたからといっても『学び』はありません。自分たちで今後どうするか、です」

○鷲沢社長:「なるほど。そうだろうな」

●小鹿コンサルタント:「そこで部下の育成に関して、ぜひ提案したいことがあります」

○鷲沢社長:「言ってくれ」

●小鹿コンサルタント:「まさに『気付き』だけでなく『学び』をもっと深めてもらいたいのです。そのためにミドルマネジャーの意識改革が必要です」

○鷲沢社長:「営業ではなくて、マネジャーのほうに?」