○柳本課長:「そ、そんな細かいことまで真似をさせて、しかも確認しろ、と言うのですか。シートの作り方や部下のシートの確認方法とか、大きいところは真似てますよ。それで十分でしょう。私のやり方だってあるわけですし。子犬課長がやっていることが100%正しいとは思っていません」

●小鹿コンサルタント:「もちろん、人それぞれに得意の型があるものです。ただし、現実に成果を出している型が社内にあるのですから、結果が出るまで『完コピ』したほうがいいと思います。せっかくの観察力をお持ちなのですから」

○柳本課長:「バンドの完コピと仕事の話は別でしょう」

●小鹿コンサルタント:「もちろん好きでないと完コピをする気にならないかもしれません。ですが、焦る気持ちがおありなら、騙されたと思って、予材管理については細かいところまでコピーされてはどうですか。結果を出してから、変えたいところは変えていけばよいのです」

「同じ」と「だいたい同じ」はまったく違う

 数多くの講演やセミナーの場で、私が提唱する「絶対達成」や「予材管理」のメソッドを紹介しています。何度かいらしている経営者や管理者の方から、「横山さんの言われたとおりにやっているのに結果が出ない。どうしてでしょう」と質問されることがあります。

 そのように尋ねられると、私は決まって次の質問を返します。「本当に私の言っているとおりにやってるのですか」と。返事は「だいたいはやっているつもりです」というものがほとんどです。

 「同じ」と「だいたい同じ」あるいは「同じようなこと」、ここには雲泥の差があります。目標達成率が100%と98%とではまったく違うのです。

 何らかのメソッドを知り、やってみようと思ったら、まず本に書いてあること、あるいは講師が言っていることを完コピするところから始めましょう。

 「言われた通りのこと」を本当にやってみて初めて、そのメソッドの向き不向きを判断できます。