○鷲沢社長:「7歳でパソコンを自作するようになり、9歳のときには文字列を暗号化するツールを開発、13歳には携帯電話のアプリを作って売り出した。17歳になるとスマホのアプリに進出、世界の企業と取引を体験している」

●金光リーダー:「……」

○鷲沢社長:「どうした」

●金光リーダー:「そこまでとは……知りませんでした」

○鷲沢社長:「最初のアプリから数えると、ざっと15年間、おそらく3万とか4万といった時間を会長は斬新なアプリを作るために費やしてきた」

●金光リーダー:「うう」

○鷲沢社長:「お客様との交渉やクロージングは営業の仕事のごく一部に過ぎん。営業のスタートは我が社のフィンテックアプリを役立ててくれそうなお客様を探してくることだ。そこがまだできていない営業に極意もへったくれもない」

●金光リーダー:「す、すみません」

○鷲沢社長:「気持ちだけは誰にも負けないと君は言った。日本でナンバーワンになるとも言った。口だけ威勢がいい奴を私は信用しない。社会にインパクトを与える企業になるつもりなら、大量行動を実践し、それによって君のマインドを示したまえ」

1万時間の法則の意味

 1万時間に達するまで、毎日5、6時間かけるなら5年、毎日3時間なら10年かかると書きました。

 ですが、かかる時間を計測することにさほどの意味はありません。

 それぐらい長い時間と労力をかけない限り、プロとして何事も極めることはできない。この点が重要なのです。私は「1万時間の法則」をこうとらえています。