いわゆる“アラフィフ”、40代後半から50代前半の人たちをどのように処遇するのか。アラフィフの活性化は大きな課題です。

 多くの企業にとって、一番多い年齢層でしょうし、ひょっとすると“お荷物”になっている年齢層かもしれないからです。

 犬神専務と球田コンサルタントの会話を読んでみてください。

○犬神専務:「球田さん、悩んでいることがあります」

●球田コンサルタント:「何ですか」

○犬神専務:「当社には今、50歳を超えた社員が11人います。そのうち4人は管理職の経験がありません」

●球田コンサルタント:「今から無理にマネジメントをさせる必要はない。現場で活躍できれば、それでいいのでは」

○犬神専務:「活躍してくれるならいいのですが。大リーグで仕事をしてきた球田さんは何でも野球に例えますがベテランの処遇をどう考えますか」

「力が落ちてきたら容赦しない」

●球田コンサルタント:「こればかりは野球と経営で違う。野球は9人でやるもの。ベンチに入れる選手の数にも上限がある。したがって常に若返りを図っていく。大リーグでは過去にどれほど実績がある選手であろうとも力が落ちてきたら容赦しない。ほぼ同じ成績だとしたら若い選手をチームに残す」

○犬神専務:「企業には人数制限がないですからね」

●球田コンサルタント:「事業が拡大しているという条件が付くが、そうなっていれば50歳を過ぎようが60歳になろうが意欲があって一定の仕事をしている限り、戦力外を通告することはまずない。大抵の人は定年までいられる」

○犬神専務:「そこです。実はどうも50歳を超えたうちの連中は仕事に対する意欲があまりないようで」

●球田コンサルタント:「どういう意味ですか」

○犬神専務:「マネジメントができない、といって若手ほどフットワークが良くない。それなら新たな技能を習得してほしいところです。私なりに声をかけているのですが。どうも積極的に学ぶ姿勢がありません。野球に例えると新しい球種を覚えようとしないというか」

●球田コンサルタント:「あり得ない。たとえ40歳を超えてもピッチャーであれば少しでも進化しようと日々鍛錬する。バッターは常にピッチャーを研究してくるので」

○犬神専務:「ベテランは体力や身体能力が落ちたとしても、技でカバーするというじゃないですか」

●球田コンサルタント:「その通り。野球選手もビジネスパーソンもそこは同じ」