○鷲沢社長:「質問力がない奴には誰かが質問を投げ返してサポートしてやる必要がある。そうしないと、何を知りたいのかよくわからん」

●鳥山人事課長:「ナレッジシステムはそこまでしてくれないわけですね。人間じゃないから、大ざっぱな質問は受けつけません」

○鷲沢社長:「だから使おうと思ってもシステムの前で茫然と立ちすくむしかない。だが、君が言ったように、新システムが曖昧な質問でも検索できるなら話は別だ。その精度を確かめた上で、導入を検討したらいい」

●鳥山人事課長:「良く分かりました。ありがとうございます。ただ、システムも重要ですけれど、その前に我々の質問力と検索力をもっと鍛えたほうがいいですね」

ナレッジシステムを入れる前に質問力を

 組織内のコミュニケーションを円滑にし、業務を効率化させるためにナレッジシステムを導入する企業が増えています。

 しかし多くのナレッジシステムは、情報の「送り手」の視点に基づいて作られており、「受け手」の視点に立っていません。

 ですからナレッジを使いこなすために「情報を検索するスキル」が必要になるのです。質の高い検索キーワードを考え、組み合わせなければなりません。

 意外とそれができない人が多いのです。つまり、使いこなすためのスキルを一人ひとりが身に付ける必要があります。

 自分の質問力のレベルは誰かに質問してみればわかります。「質問をして質問で返されたら質問の質が悪かった」ということです。