○持田主任:「……私が女だからです」

●球田コンサルタント:「関係ない。教えていただきたい」

○持田主任:「……2時ごろだと思います」

「深夜2時就寝。自己管理がない」

●球田コンサルタント:「毎日2時から眠る。酷い。自己管理がなってない。パフォーマンスの最大化なんて不可能だ」

○持田主任:「どうしてですか」

●球田コンサルタント:「営業はアスリートと同じだから。例えば、大リーグで活躍した元ヤクルトの青木選手は睡眠に強いこだわりを持っていた。一流のアスリートであれば誰でも睡眠をきっちりとる」

○持田主任:「……」

●球田コンサルタント:「私がなぜ営業のコンサルタントとして社長に雇われたか、おわかりですか」

○持田主任:「営業はアスリートと同じだから、ですか」

●球田コンサルタント:「その通り。とにかく睡眠の質を高める努力をもっとすること。夜の10時から深夜2時までは本来眠っていなければならない時間帯だ」

○持田主任:「夜10時から? そんなの無理です」

●球田コンサルタント:「絶対に無理ですか。だとしたらなぜ」

○持田主任:「い、いえ……」

●球田コンサルタント:「持田さんは頭が整理できていない。それでは営業目標額の2倍の材料を予め仕込み、目標を絶対達成させる予材管理などできない」

○持田主任:「なぜですか」

●球田コンサルタント:「目標の2倍の予材を仕込むには『あそこでこのぐらいの商談ができそう』という仮説立案が不可欠。頭が整理できていない人にできるはずがない」

○持田主任:「どうしたらよいのでしょう」

●球田コンサルタント:「さっき言った通り、よく寝ること。部下3人も同じ。まずはそこから」

○持田主任:「わかりました。あのう、最近、肌荒れが気になっていたのですが、これも睡眠不足が原因ですよね。すいません、男も女も関係ないのでしたね」

●球田コンサルタント:「いえ。それは気にされたほうがよいかと」

「睡眠負債」を溜めていないか

 アメリカのプロバスケットボール界のスーパースター、レブロン・ジェームズ選手は1日10時間寝ることで有名でした。陸上のスーパースター、ウサイン・ボルト選手は1日8時間寝たと言われています。

 超一流の選手は良質な睡眠をしっかりとり、体のコンディションを整え、最高のパフォーマンスを見せてくれます。

 営業も同じです。比較的自由に時間を使える営業だからこそ、自分を律する必要があります。自己管理を徹底しなければ高いパフォーマンスを上げることはできません。

 睡眠を削る長時間労働を恒常的にしていると「睡眠負債」を溜めてしまいます。これでは戦えません。

 営業だけではありませんが、ビジネスパーソンは睡眠についてもっと真剣に向き合う必要があります。