姿勢が悪いと肩や背中、腰などに痛みが出てきます。企業経営においても同じです。事業計画や目標に対する姿勢が悪いと、組織のあちこちに痛みが生じてしまいます。

 組織の姿勢とは何でしょうか。社長と営業部長がバトルします。姿勢の悪い営業部長の発言に注目して読んでください。

●営業部長:「社長、先週は申し訳ありませんでした。重要な経営会議を欠席してしまいまして」

○社長:「それはもういいが、大丈夫なのか腰は? 前々から腰痛がひどいと聞いていたが出社できなくなるほどなのか」

●営業部長:「実は腰だけでなく、肩こりもひどくて。本当に情けないです」

○社長:「大事にしてくれ、と言いたいところだが、そもそも君は姿勢が悪い。パソコンに向かっている姿勢を後ろから見ると老人のようだ」

●営業部長:「部下からも時々、そう言われます」

○社長:「まだ45歳だろう。ウォーキングぐらいしたらどうだ」

●営業部長:「それがなかなか……」

○社長:「営業部長なんだから、もっとお客様のところへ行きたまえ。どうして君はいつもパソコンの前にいるのかね」

●営業部長:「処理しなければならないメールが毎日50通以上来るのです。それに応答しているわけですから時間はかかりますよ」

○社長:「メール? 仕事の優先順位をどう付けているんだ。メールが来るたびに処理していたら、それだけで日が暮れてしまうぞ」

●営業部長:「社長はどうされていますか」

○社長:「夕方にまとめて処理するに決まっているだろう。毎日100通以上のメールが来るんだ。優先順位を決めて片付けないと」

●営業部長:「なるほど。要領が悪いですね、私」

○社長:「どおりで君にメールを送るとすぐ返信が来るわけだ」

●営業部長:「あまり早く返さないほうが良かったですか」

○社長:「何を言っている。噛み合わない話をするな」

●営業部長:「でも私がすぐ返信するからいけないのでしょう?」