「どんなに行動力を磨いても駄目なものは駄目」
●球田コンサルタント:「現実には目標の2倍の予材があっても目標を達成できないことがあります。訪問を繰り返し、予材を商談に移行させ、提案し、受注する。一連の行動をしないと結果は出ません」
○鷲沢社長:「以前は『待ちの営業』だったようだが、私が着任してから厳しく言ってきたから、営業の行動力はかなり上がってきた。行動していれば嫌でも壁にぶつかるだろうが、かえって考える力がついてくる」
●球田コンサルタント:「考えて動く、と書いて、考動力(こうどうりょく)ということですね」
○鷲沢社長:「考動力か……君、いいこと言うじゃないか。大リーグから来たコンサルタントだから身も心もアメリカンかと思っていたが違うな」
●球田コンサルタント:「ありがとうございます。ですが、どんなに行動力を磨いても、考動力を鍛えても、駄目なものは駄目です」
○鷲沢社長:「何だと」
●球田コンサルタント:「行動し、考えるだけではなく、効率よく得点できるようにしなければ」
○鷲沢社長:「得点……。また野球に例えるのか」
●球田コンサルタント:「できる個人が集まっただけでは試合に勝てません。チームとしてまとまりがないと。御社はまだまだ個人営業の集団です。組織営業になっていない」
○鷲沢社長:「そうかな。予材管理というツールを使って営業情報の共有をしているはずだが」
●球田コンサルタント:「そういうことではないのです」
○鷲沢社長:「ええい! まどろっこしい! ズバッと言わんか。ズバッと! 私にストレートを放り込んでこい」
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