○鷲沢社長:「長年当社の現場でやってきている社員より、若いあなたのほうが柔軟に考え、仮説を作れるでしょう。意識はしていなかったでしょうが、お父さんの感覚を知っているはずです。こんな時代だからこそ、その感覚がなければ、限られた市場の中で新規開拓はできません。全社員を見られる人事部長の立場から社員を後押ししていただきたい」
●犬神専務:「社長の意図は了解できました。でも……そんな社長にみんながついてくるかどうか」
○鷲沢社長:「ついてこない人がいてもかまいません。それでも私は全力で仕事をします。率先して新規開拓に取り組みます。改革をするのに多数決などとりません」
●犬神専務:「わかりました……。今年も一年、社長についていきます」
物事には必ず手順がある
「働き方改革」というテーマが新聞でも雑誌でもネットでも盛んに取り上げられています。個人の自主性を尊重し、自由な働き方ができるようにする取り組みを否定はしません。ただし、そうした取り組みの前提条件は強固な事業基盤と財務基盤ができていることです。そのためには目標を当たり前のように達成する仕組みと姿勢が不可欠です。
物事には必ず手順があります。どんなに時代が変わっても、風潮が昔と異なってきても、勇気をもって正しい順番でことを進めなければなりません。
本連載『絶対達成2分間バトル』は2017年も引き続き、経営目標の絶対達成をテーマに「ストロング系」コラムを目指します。どうぞよろしくお願いいたします。
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