2.モビリティ

 この雄安新区市民サービスセンターには、いたるところに電気充電スタンドがある。そして、当然ながら、走るのも電気自動車だ。バス、そして、輸送車も、同じく電気自動車になっている。

 現在、世界ではドローンが注目されている。同時に、街中を自由に走る、自動輸送車も開発が進められている。この雄安新区市民サービスセンターにも、自律的に走行する、自動輸送車がいる。その動きはコミカルといえるほどだ。

自動搬送車。近くには作業者が同伴している

 しかし、実際に観察してみると、緊急時に動かせるようにコントローラーを携えた作業者が常に同伴している。また、自動輸送車に貨物を入れるのが人間であるのはいいとしても、受け取る際に、人間が道までやってきて、スマホであれこれと操作して、やっと自動輸送車から貨物を取り出していた。

 これなら、雄安新区市民サービスセンター内で、人間が配達したほうがいくぶんも速いだろう。もちろん現在は試行中であるものの、そのあまりの想定外に、私は少し笑ってしまったほどだ。

もう1つの自動搬送車

 もう1社、自動輸送車を走らせる会社があったので、ガイドを通じて聞いてみた。

  • 「この自動輸送車が走るのを見たいのですが」
  • 「荷物がまだ集まっていませんので、走りません」
  • 「走るときには、人間が同伴するのですか」
  • 「いまのところは、同伴します」
  • 「受け取る際には、スマホか何かで認証するのですか」
  • 「ロッカーに持っていきます」
  • 「すごい。じゃあ、ロッカーに自動輸送車が搬入するのですか」
  • 「人間です」

とのことだった。

 なお将来は、スマホで顔認証をし、当人が受け取りにきたら、自動的に渡せるようにしたい、ということだった。