小諸そばは主要店舗にはそばを茹でるのが上手く、美味しいかき揚げを作る人材を厨房に置く。それも、ゆっくり作っているようではダメで、スピード感を持って料理を提供、客を待たせず店の回転率を上げられることも求められる。

 殊に力の入る、鎌倉橋店の厨房に立つのは、小諸そば生え抜きの百戦錬磨の精鋭であろう。彼等の作るかき揚げは間違いなく美味しいはずだ。

Y氏:この店の雰囲気はちょっと「みまき」に似てますね。「みよた」というよりは「みまき」。

:あ、実は私もそう思いました!

 「みよた」は「そばに馴染みのない方に利用してもらえるように」と(和風)カフェっぽさや明るさを意識してつくられたお店。この狙いはピタリと当たり、オープンから2年以上経つ今も、外に行列のできる店となり、しかも客の5、6割が女性という、前代未聞のそば店となっている。

イトウ、「小諸そばの壮大な実験」と読む

 「みまき」は先述の「みよた」の成功のおよそ1年半後、小諸そばが赤坂に出したお店。「みよた」同様、券売機はなくして、注文を取りに来て会計は店を出る時に済ませる、いわゆる普通のおそば屋さんのスタイルなのだが高級感があるのにお値段は控えめ、そして料理が美味しいので、これまた行列が絶えない。

 「みよた」と比べると「みまき」は、より、おそばを好きな人が楽しめるよう、おそば粉の季節や仕入れにこだわり、落ち着きを重視した店舗になっている。「みよた」に比べると男性客が目立ちます。

 「みよた」、「みまき」、そして今回の「(リニューアル版)小諸そば」……。つまり、これらは小諸そばの壮大な実験の場だったのではないだろうか。

(イトウさんの読みは当たるのか? 明日掲載予定の次回に続く!)