テーブル席もあるけれど、調理の様子がよく見えるカウンター席に腰を下ろした。

厨房を囲むようにして配置された客席からは調理をする様子がよく見えます。奥には落ち着いて食べられるテーブル席も。スタッフの制服は法被。和食割烹の雰囲気です。

 外観だけでなく店内も、落ち着きとシンプルさと温かみが調和、厨房にいるスタッフの姿の清々しく、ピンと伸びた背筋や食材を扱う手元にも、高級店さながらの緊張感が漂う。

 料理の受け取り方も、今までの小諸そばとは違う。花番さん(ホールを仕切るスタッフ)がテーブル席に料理を運び、カウンター席の客は厨房スタッフから直接料理を受け取っている。つまり、普通の飲食店となんら変わらないサービスのお店なのでした。

 さて、おそばを注文しよう。券売機が置かれているが、プレオープンのこの日は花番さんがオーダーを取りに来てくれる。卓上に置かれたメニューから、Y氏は「満腹 上天丼セット」720円を、イトウは(大好物の)「冷やし月夜のばかしそば 大盛」490円を注文する。

値上げ幅は40円前後か

 メニューを見つめるY氏。

Y:そういえばこの前、“いつもの”小諸そばに行きまして、かき揚げそばの大盛りを食いました。390円。

 リブランディング店の「かき揚げそば大盛り」の値段は440円。つまり50円の値上げになる。「月夜のばかしそば 大盛り」の通常店での価格は450円(40円増し)で、上天丼セットは690円(30円増し)。ちなみに、「もりそば」は通常の店舗では260円で、リブランディング店舗だと290円(30円増し)での販売となる。

 つまりリブランディング店舗での販売価格は、大体40円前後くらい高く設定されている…ということかな?

 少々値上げをしていても、お値段的は十分に立ちそば価格。
 とはいえ、それだけならお安くいただける通常店舗を選ぶ人は多いはず。

 それゆえ、リブランディング店舗では食材もおそばも変えることにしたのだろう。そのおそばは、小諸そばを小諸そば足らしめている、あの、さらしなそばではなく挽きぐるみのお粉に変えたというのです。さらしなのおそばこそが小諸そばの最大の特徴のひとつではなかったのでしょうか……(ねえ、ホントにこれで良かったの!?)。

 余計な心配をしていたそのとき、カウンターにおそばが置かれた。思わず声を上げる。