3月の3連休はゴールデンウィークなどと比べればこぢんまりとしているが、暖かくなり、旅行に出掛けた人も多かったようだ。連休前日の3月18日の夜の航空便では、満席が多く見られた。

 この3月18日、天草エアラインが就航当初から運航してきた、たった1機のプロペラ機「みぞか号」(ボンバルディアDHC-8-103型機)を取材するため九州に入った。親子イルカが描かれた愛らしい機体は、地元の人たちにも親しまれてきた。それがこの2月19日で退役し、翌日からは2代目のみぞか号(ATR42-600型機)に役目を引き継ぎ、天草を離れることになった(詳細は「2代目イルカ親子が支える天草エアライン」)。天草を去る初代みぞか号を見送るための取材に訪れたわけだ。

今回は、天草エアラインのみぞか号の取材のために出張した(撮影:吉川 忠行、ほかも同じ)

 乗客を乗せないフェリーフライト(回送)は、整備などの都合もあり直前まで明確なスケジュールが決まらないことが多い。今回もおおよその日程は聞いていたが、日時が確定したのは1週間ほど前のこと。そこから取材のための航空券を手配した。

 ところが、連休前日とあって、天草に向かう航空券は手配できたが、取材後、東京に戻る便が取れなかった。これまで、天草エアラインを取材する時には羽田から福岡空港経由で天草に向かっていた。だが連休前日の18日夜、福岡から東京に向かう便が全滅。全便満席で予約を取ることはできなかった。

 そこで筆者は知恵を絞った。九州の場合、福岡から少し足を伸ばせば北九州空港がある。この北九州に本社を構えるスターフライヤーは、連休前日などに、特別に羽田への深夜便を飛ばしている。この便であれば乗ることができるのではないか、と一縷の望みを託したのだ。

 ウェブサイトで確認すると、筆者の期待通り、連休前日の18日でも、北九州から羽田に向かう深夜便には空席があった。スケジュールは北九州を夜11時30分に出発し、翌日午前1時に羽田に到着するというものだ。そこで今回は、実際に羽田深夜便を利用して見えた課題について説明したい。