サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が開催中です。その活況の一方で、かつてヤマグチの主力商品であったテレビの売れ行きは相変わらず、伸び悩んでいます。

 一昔前であれば、W杯や五輪といったスポーツの国際イベントが開催されると、その直前にテレビの売れ行きはぐっと伸びたものです。今のこの傾向がないとは言えないのですが、かつてほどではありません。2011年にアナログからデジタルに移行した際、各家庭で一斉に買い替えた反動減がいまだに尾を引いているのです。

見落としている売れ筋商品がないか総ざらい

 しかし、嘆いているだけでは状況は改善しません。テレビが売れないなら、ほかの商品に売れる可能性がないかどうかを冷静に見極めて探すべきです。成熟市場でなかなか売れ筋商品が見つからないとよく言います。しかし、私の経験では、お客さんの動向を丁寧に見定めていけば、隠れた光明は見つかるもの。諦めないことが大切です。

テレビの売れ行きは今も伸び悩む(写真:菊池一郎)

 1年ほど前から、家電やリフォーム関連商品の中で、ヤマグチが見落としていている商品がないかどうかを改めてチェックしてみました。その結果、目を付けたのが給湯器だったのです。