宇佐美の守備にも現れたチームタックル数に注目

 ブルガリア戦前半で負傷した香川に代わってピッチに入った宇佐美。左サイドでパスを受けた後のドリブルは目を見張るものがあった。だが実は、宇佐美の変化は、攻撃面以上に守備面で顕著だった。

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 ハリルホジッチ体制以降、1試合あたり1.8回だったタックル数が、ブルガリア戦は46分で3回を記録していた。明らかに意識の変化があったのだろう。ただし、続くボスニア・ヘルツェゴビナ戦では0回と数字を残せなかった点では、まだ守備面での成長を期待できるのかもしれない。

 ここで、ハリルホジッチ監督就任以降のタックル数のデータを見ておきたい(上の表)。対戦相手の強弱にも関係するが、就任後の親善試合ではタックル数が多かったが、徐々に減り、またこの数試合で高くなりつつある。

 一方、対戦相手のタックル数を見ると、今大会のボスニア・ヘルツェゴビナは、数字自体も日本との比較においても極めて多かった。これが欧州の強国と戦う際の基準となるかもしれない。アジア最終予選に向けて、守備の強度を上げるうえで注目しておきたいデータだろう。

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