準備が功を奏したターンオーバー制

 今大会はセントラル方式が採用され、18日間で6試合を戦うというワールドカップ以上のハードスケジュールとなったわけだが、日本は招集した23名中22名をピッチに送り込むターンオーバー制を取り入れていた。

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 上の表は今大会を通した23名の出場状況をまとめたものである。全6試合でピッチに立ったのは久保のみであったが、プレー時間でいうと7番目で、5試合でほぼフル出場の櫛引、室屋、植田、中島、遠藤に加え、岩波あたりが主メンバーとも考えられる。

 特に、負けられない初戦の北朝鮮のメンバーがベスト布陣であり、その試合で勝てたからこそ2戦目以降もほぼ計画通りに事が運んだと思われる。さらに注目すべきは、ゴールまたはアシストをした選手が23名中15名にも及んだという記録だろう。悪く言えば絶対的エースの不在とも捉えられるが、相手に的を絞らせない多彩なメンバー、誰が出ても活躍できるという点ではポジティブに評価できる。

 この選手起用の裏には、採取したバイタルデータに基づく緻密なコンディション管理があったという報道もされている。セントラル方式に対するピッチ外での準備力が功を奏したと言っても過言ではないだろう。

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