せめて水道代は…

この番組はいろんなことがうまくいっているように思います。地元の人は池がきれいになって喜び、視聴者は珍しい生き物を見て面白がり、高視聴率が取れれば番組スポンサーが付き、テレビ局は広告収入を得られる。

伊藤:水を抜く業者にとっても意味があるかなと感じています。普段テレビになかなか出ることがないので、すごいフル装備でやって来て、格好良くしようとするんです(笑)。

 水を抜いた後、底にたまったヘドロを取り除くのですが、これがすごくお金がかかります。番組ではそのことをきちんと表現しています。視聴者に、産業廃棄物の処理にはお金がかかるというのを分かってもらうのも大事です。

 費用はすべて番組の制作費から出していますが、1つだけ、池に水を戻す際の水道代は自治体にもってほしいなと思うこともあります。特に東京都には期待しています。知事の小池百合子さんは、元環境大臣です。しかも、名前に「池」という字も入っていますから、協力していただけるのではないかと(笑)。

(写真:鈴木 愛子)