偏差値(平均50)に当たる「環境ブランド指数」という指標でランキングを付ける。この指数は、「環境情報接触度」「環境コミュニケーション指標」「環境イメージ指標」「環境評価指標」の4つの指標を総合して算出する。一般の消費者が企業の環境の取り組みをどの程度認知し、どのように評価しているかが分かる。
「SGイメージランキング」は、今回、新たに調査した。回答者に対して、560企業ブランドの「社会」「ガバナンス」に関する取り組みのプラスイメージとマイナスイメージを尋ね、SGイメージスコアを集計した。
企業の持続可能性を測る指標として、ESG(環境・社会・ガバナンス)の3つを使うケースが増えてきた。今回の環境ブランド調査では、回答者に企業の「社会・ガバナンス」分野のイメージを尋ね、そのスコアを集計した「SGイメージランキング」を算出した。スコアが高い企業ほど、社会・ガバナンス分野の取り組みが評価されている企業といえる。

結果は、1位がトヨタ自動車、2位がサントリー、3位がパナソニック。環境ブランド調査では常連の3つの企業が名前を連ねた。スコアを見ると、トヨタが123.3、サントリーが96.5、パナソニックが94.9で、1位のトヨタが2位のサントリーに26.8ポイント差をつけ、突出した強さを見せた。
スコアの加点となるプラスイメージでは、全12項目中、トヨタが4項目で1位、5項目で2位を獲得し、幅広い項目で評価が高い。中でも「雇用の確保や創出を行っている」「文化・芸術・学術・スポーツ・科学などの振興、支援を行っている」「商品やサービス、企業活動の情報開示がしっかりしている」と評価した回答者が多かった。

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