義のない国は助けるな

真田:安倍政権はそんな要求は受け入れないと思います。先ほど鈴置さんは北朝鮮を食い逃げ国家と呼びましたが、これまでの日本に対する仕打ちを見ると韓国も同じです。

 日本にスワップを付けてもらったとたん、韓国は掌をかえして日本の足を引っ張ってきました(「5年前、韓国は通貨スワップを『食い逃げ』した」参照)。

鈴置:「年表・スワップを付けたら卑日」をご覧下さい。日本からスワップを得た李明博(イ・ミョンバク)政権が、その後一気に「卑日」に転じたことがよく分かります。

●年表・スワップ後は「卑日」に邁進した李明博政権
2011年10月19日欧州金融市場の動揺でウォンが下落したのに対応、日韓通貨スワップ枠を130億ドル相当から700億ドル相当に増額(2012年10月末までの時限措置)
2012年8月10日李明博大統領、竹島に上陸
2012年8月13日李大統領、青瓦台での国会議長らとの昼食会で「国際社会における日本の影響力は以前のようではない」と発言
2012年8月14日李大統領、韓国教員養成大学で「日王が韓国を訪問したいのなら、独立運動で犠牲になった人々に心から謝罪すべきだ」と発言
2012年8月17日竹島問題に関連した野田首相の親書を「『竹島』には行ったことがない」として韓国外交部は受け取りを拒否
2013年1月3日ソウル地裁、靖国神社に放火した中国人を政治犯として釈放。ソウルの日本大使館にも火炎瓶を投げ韓国で逮捕されていた

 そもそも慰安婦合意を韓国政府が反故にしたので、日本政府はスワップ交渉を凍結した経緯があります(「『百害あって一利なし』の日韓スワップ」参照)。

真田:普通の国は助けられたら恩義に感じるものですが、韓国は逆です。義のない国です。そんな国を日本は助けてはいけません。

 1997年の通貨危機では日本は最後まで韓国を助けた。というのに韓国人は「日本がドルを貸しはがしたから通貨危機に陥った」と言って回る。日本は恩をあだで返されたのです(「『人民元圏で生きる決意』を固めた韓国」参照)。

 米国も今の状況下では簡単に日韓スワップは認めないはずです(「米国はいつ『韓国放棄カード』を切るのか」参照)。それを許したら「米国はそんなに怒っていない」と韓国は考え、ますます北の核武装幇助に走るでしょう。

 そして、何よりも日本政府は、日本の国益に適うと認められない限りは、韓国に対して、スワップをつけてやる必要はないと思います。