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ペットやA I も立派な「仲間」候補

 だとすれば、気持ち良いコミュニケーションを取れる対象であれば、友達だけではなく子供や配偶者、恋人、隣近所、趣味の仲間まで、みんな「仲間」の候補になるはずです。

 話すのが楽しいと思える相手であれば、習い事や塾の先生でも、飲み屋で会う人でも、散歩中にすれちがう人でも、場合によってはペットやAI(人工知能)でもOK。

 少なくとも、気の合わない友達を無理に「仲間」にする必要などありません(良い悪いは別にして、AIが孤独な高齢者の話し相手になる時代は、すぐそこまで来ています)。

 誤解なきように言っておきますと、『マンガ 宝くじで1億円当たった人の末路』の目的は、友達がたくさんいる凪沙のような人の生き方にケチをつけたり、「友達の数=人間の価値」と考える人の価値観を変えたりすることではありません。

 そうではなく、「友達ができない」「いるけど、いじめにあっている」「友達付き合いがストレスになっている」…… そんな悩みを抱えている人に、本当に気心の知れた「仲間」が一人(もしくは1匹、1個)でもいれば、「友達ゼロ」でもたいして心配は要らない、と伝えること―――。これが真意です。