アレックス:そうです。初代911の社内コードは901になりました。本当はそれを車名にしようとしてモーターショーで発表したのですが、真ん中の0が問題になりました。ご存じかと思いますが、プジョーが真ん中に0の入った3桁数字をすべて商標登録していたため、使用してはならないと通達されたわけです。それで2~3週間ののちにフェリー・ポルシェが911と改名することを決めました。

901は82台のみ生産され、それ以降が911になったという。これは、数年前に発見された57台目の901で、ポルシェはこの状態のもの10万7000ユーロ(約1400万円)で買い取りフルレストアを行ったという
2年の歳月と約25万ユーロを投じてレストアされた57台目の901。ミュージアムに展示されている
部品の約20%はすでに失われていたが、インパネの高級なウッドパネルやラジオは奇跡的に残っていたという。インテリアも完全にレストアされている

年代別の匂いを嗅ぎ分ける?!

なるほど。ところで話は変わりますけれど、先ほどアレックスさんは、家の911の匂いが好きだったとおっしゃってましたが、古いクルマって独特の匂いがあると思うんですけれど、ポルシェ特有の匂いってあるものなんでしょうか。

アレックス:ありますよ。私は70年代、80年代、90年代の匂いを嗅ぎ分けることができます。