アレックス:シュトゥットガルトは特別な町です。ルマンの勝利チーム(ポルシェ)と、F1の勝利チーム(メルセデス)が同じ1つの町にあるのです。世界中を探しても、他にそんな町はないでしょう。メルセデスは自動車を発明し、ポルシェはスポーツカーを発明しました。そもそもフェルディナント・ポルシェはダイムラーの技術者でもありました。現在の自動車へのアプローチはそれぞれ異なりますが、両者はいまも協力して、とても良い関係にあります。そしてポルシェは、親密な、家族的な雰囲気を持っている会社です。

ドイツ・シュトゥットガルトにあるツッフェンハウゼンの本社工場に隣接するミュージアム。建物外観には「70周年ポルシェスポーツカー」とある。来年1月6日まで特別展示が行われる
シュトゥットガルトにもう1つあるのがメルセデス・ベンツミュージアム。両館は提携関係にあり、入館の際にいずれかのチケットを見せると25%割引のサービスが受けられる。もし訪れる機会があれば、ぜひハシゴをおススメします

両親の結婚記念ポルシェ、いまだ現役

アレックスさんもポルシェオーナーなのですか?

アレックス:ポルシェに入社してから初めてポルシェオーナーになりました。やはり、911は私の人生を変えました。ボディ剛性の高さ、正確なハンドリング、それを構成する全ての部品がトップクラスです。人生最後のクルマという感じがしています。

アレックスさんの両親はコレクターとのことですが、ポルシェもお持ちですか?

アレックス:私の母は1971年の911タルガをもっていて、そこからポルシェ歴が始まりました。その頃、父はメルセデスのSクラスに乗っていて、ポルシェを運転している女性を見て大変驚いて、声をかけたところから付き合いが始まったようです。その後、父からの結婚プレゼントとして、サプライズでポルシェを購入して、2人で一緒にこのツッフェンハウゼンの工場まで引き取りにきて、それが家族の新しいポルシェになりました。

なんだかドラマみたいな話ですねえ。車種は。