●ミックが提供する「キュアライン」のサービス概要
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- 内蔵センサーが歯ブラシの動きを感知
- アプリを見ながら正しい磨き方を実践できる
- 歯磨きにかけた時間や磨き癖が分かる
- 口腔ケアや歯科受診の動機づけに役立つ
自宅に戻ったら、電動歯ブラシとスマホアプリを近距離無線通信「ブルートゥース」で接続。前歯の中央にブラシを水平に当ててスイッチを入れれば、“理想”の歯磨きの始まりだ。アプリのイラストを見ながら、指示に従って歯ブラシを動かしていく。
オムロンヘルスケアが開発した独自の超小型センサーで、ブラシヘッドの位置と角度をリアルタイムに把握。歯磨きの最中に設定した角度から外れると、本体のランプが点灯して知らせる。また、1ブロックを磨き終わって次のブロックに移るタイミングには本体が「ブブッ」と震え、振動の強さなどが自動的に切り替わる。
電動歯ブラシ1本につき3パターンの磨き方を登録可能。朝・昼・夜で磨き方を変えたり、ブラシを付け替えて家族で使用することもできる。
キュアラインのもう一つの特徴は、正しく歯磨きできたかどうかを“見える化”する点だ。
歯磨きが終わると利用者のアプリに「成績」が表示される。そのデータは同時に処方元の歯科医院に送られ、ブロックごとに処方通りの位置と角度で磨けていたかを5段階で評価した結果が示される。磨き始めから磨き終わりまでの経過を時系列でグラフ化する機能も付いており、歯科医師らは患者の磨き方の癖を把握できる。
「1日何回磨いていますか」「3分間しっかり磨けていますか」。これまで、日ごろの歯磨きの様子を歯科医師らが知るすべは、患者の自己申告しかなかった。「患者の歯磨きをデータで可視化することで、歯科医師らによる適切なブラッシング指導や、患者本人の動機づけが進む」とミックヘルスケア事業部の安斎勝也課長は話す。
キュアラインを扱う歯科医院は既に500軒以上。アプリを介して歯科医院から利用者にメッセージを送信できる機能も付いており、患者の継続的な来院を促せるメリットもある。
普通の歯ブラシに装着するだけで、スマート歯ブラシに早変わり──。
サンスター「G・U・M PLAY」●「G・U・M PLAY」の特徴

センサーを搭載したアタッチメントを歯ブラシに装着。小刻みな動きを実現できているかどうかを採点する
サンスターが開発したのは、自社製歯ブラシ用のアタッチメント「G・U・M PLAY(ガムプレイ)」(税別5000円)。加速度センサーを内蔵した約15gのキャップを歯ブラシの持ち手側の先端に装着。スマホアプリと連動させれば、歯ブラシの振動がオシロスコープのようにリアルタイムで表示され、100点満点で採点する。歯科医師が推奨する小刻みな動きをどれだけ実現できたかを利用者自身が把握するのが狙いだ。
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