3杯の後も

 見学の後は試飲だ。本格的なバーカウンターを設けた部屋で、1枚のカードを渡された。カードを差し込むと、ショットグラス3杯まで試飲ができる。とはいってもなみなみそそいでいいわけではない。ショットグラスに半分といったところだ。

見学の後は試飲です。ショットグラス3杯、楽しめます
見学の後は試飲です。ショットグラス3杯、楽しめます

 試飲ではジムビームの他、ノブクリーク、ブッカーズなどビームサントリー社のラインナップが飲める。わたしは一番高いブッカーズ、ジムビームのライウイスキー、青リンゴのフレーバーを添加したジムビームアップルを試飲した。いずれもほんの少しだから、なんだかおさまらない気分になった。

 そこで、アメリカン・スティルハウスの横にあるスモークハウスというカフェに入った。スモークハウスにはバーベキュー、ホットドッグなどもあり、バーボン、ビールも飲める。ここでハイボールを一杯飲んだら満足。ドライバーに運転してもらって、ホテルに戻った。

 しかし、それで終わりというわけではなかった。夕食時になると、またまたバーボンが飲みたくなったので、地元の料理を出すレストランに出かけていった。

 頼んだものはいかにもケンタッキーの味である。スターターには辛みの利いたフライドチキン、メインは炭火焼のステーキ。飲んだのはバーボン樽で醸造したクラフトビール、2杯目はジムビームで作ったミントジュレップ。ミントジュレップはバーボン、ミントの葉っぱ、砂糖、氷のカクテル。甘いけれど、すっきりした味だ。シンガポールへ行ったら、誰もがシンガポールスリングを注文するのと同じく、ケンタッキーを訪れる観光客はミントジュレップを飲む。典型的な観光客であるわたしもミントジュレップを飲まないわけにはいかないので、堂々とオーダーした。

 春の夜、レストランの戸外にあるテーブルに座り、フライドチキンを食べながらバーボンを飲む。目の前にあった大きなドッグウッドの木は白い花が満開だった。それほど香りは強くはないけれど、フライドチキンよりもアメリカハナミズキの香りの方がバーボンには合うんじゃないか。わたしはそう感じた。

ドッグウッドの白い花が、あちこちに
ドッグウッドの白い花が、あちこちに
<ガイドツアー(テイスティング含む)>
時間 :1時間半
内容:製造工程(仕込、蒸溜、樽詰め、熟成、ボトリング)の見学
費用 :大人(21歳以上) 10ドル、21歳未満無料
実施時間:
月~土曜 9:30~15:30(11:30-12:30を除く)30分おきに実施
日曜 12:30~15:00
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