気になる樽

 さて、見学コースでは蒸留工程をたどっていく。簡単に言うと次のようなものだ。

A :原料と水を混ぜて加熱する。
B :酵母を加えて発酵させる。
C :コラム(円筒)スチルで蒸留。できたもの(初溜液)をローワインと呼ぶ。アルコール度数は62.5%。
D :ダブラーで2度目の蒸留。再溜液をハイワインと呼ぶ。アルコール度数は80%以下。バーボンは必ずしも連続蒸留して作るものではないけれど、ジムビームは連続蒸留している。
E : 内部を焼いたホワイトオークの新樽に詰めて熟成。ストレートバーボンは2年以上だけれど、ジムビームは4年。

ガイドのキャリーさんが、まずは発酵の解説
ガイドのキャリーさんが、まずは発酵の解説
原料と水を混ぜて加熱、発酵させます
原料と水を混ぜて加熱、発酵させます
最初の蒸留でできたものをローワイン、再蒸留でできたののをハイワインと呼びます
最初の蒸留でできたものをローワイン、再蒸留でできたののをハイワインと呼びます
内側を焼いたホワイトオークの新樽で熟成させます
内側を焼いたホワイトオークの新樽で熟成させます
樽に詰めて熟成します
樽に詰めて熟成します
熟成が進むと、ちょっとずつ量が減ります。減った分は天使の分け前と呼ばれます
熟成が進むと、ちょっとずつ量が減ります。減った分は天使の分け前と呼ばれます
熟成すると、深みのある色に
熟成すると、深みのある色に
瓶詰します
瓶詰します
ろうで封をします
ろうで封をします
整いました
整いました

 ここで気になるのは樽についてだ。バーボンの場合は熟成は新樽だけと決まっているから、毎回、膨大な数の樽を発注しなければならない。

 「樽の製造代金が大変ですね」と言ったら、キャリーさんは「売るのよ」と答えた。

 「フランスのワインメーカーが主な売り先だけれど、いまはクラフトビール会社が増えた。バーボン風味のビールを醸造している」とのこと。

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